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山中紗絵子税理士事務所

@墨田区・錦糸町の女性税理士

Saeko Yamanaka Tax Accountant Office


【税金コラム】年収が多いほど税率が高い。について


2026.02.19

こんにちは。
所得税の確定申告シーズン到来にちなんで
所得税について書きます。

よく、「年収が多いほど税率が高いから、税金多く納めることになるよね」と耳にします。
これはその通りで、日本の所得税は『超過累進税率』が採用されており
ざっくりいうと収入が多いほど税金が多くなる仕組みになっています。

所得税の『超過累進税率』の仕組みについて、少し誤解されていることが多いかと思います。
私も以前は誤解していました。

【所得税の速算表】(令和7年時点)

課税される所得金額税率控除額
区分11,000円から1,949,000円まで5%0円
区分21,950,000円 から 3,299,000円まで10%97,500円
区分33,300,000円 から 6,949,000円まで20%427,500円
区分46,950,000円 から 8,999,000円まで23%636,000円
区分59,000,000円 から 17,999,000円まで33%1,536,000円
区分618,000,000円 から 39,999,000円まで40%2,796,000円
区分740,000,000円 以上45%4,796,000円

※説明を一部割愛しております。詳細は国税庁HPをご覧ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

上表の「課税される所得金額」とは、ざっくりいうと
年収から、社会保険料などの引くべきものを引いて残った、税金計算に使われる金額です。

例えば区分7では「税率45%だ!」と考えてしまう方がいらっしゃいますが、
実際は全体に45%をかけるわけではありません。

税率は図のように、階段状に設定されています。
【所得税の速算表】の区分ごとの『税率』と『控除額』を使用して、この階段状の調整ができます。
5000万円の場合の所得税は

 【地道に計算した場合】
 195万円×5% +
 (330万円-195万円)×10% +
 (695万円-330万円)×20% +
 (900万円-695万円)×23% +
 (1,800万円-900万円)×33% +
 (4,000万円-1,800万円)×40% +
 (5,000万円-4,000万円)×45%
 =1,770万4,000円

 【速算表で計算した場合】
 5,000万円×45%-479万6千円
 =1,770万4,000円

 となり、実際の税率は
 1,770万4,000円÷5,000万円=約35%
 となります。

所得税の他に住民税も課税されますが、
住民税については(ざっくりですが)金額に関係なく一律約10%です。

所得税45%+住民税10%で
「最高55%の税金を納めることになる!」などと耳にしますが
全体の55%というわけではないので
実際の皆さんの税金は、印象ほど高くないのかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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